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それ間違ってない?SSDとHDDを繋ぐSATAケーブルの秘密!SATA2・SATA3で性能比較

   

数日前に3TBのHDDを購入して増設しました。
2TBを超えるHDDを導入・増設する方法と注意点

その時に気づいたんですが、私は色々なミスを犯していました。

そのお陰で、半年ほど私のPCは本来の性能を発揮出来ずにいました。

まずはそのお馬鹿な過ちの紹介から。

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SATA2ソケットにSATA3ケーブルを刺す

まず最初に気づいた間違い。あほちゃうのwwww

mother_board_sata2

SATA3対応のマザーボードで、SATA2のソケットにSATA3ケーブルとその先にSSDを挿してました(´゚д゚`)

1年前の私はSATAにバージョンがあることを分かっていませんでした。

きっと奥の方にはSATA4、SATA1があるんだろう(^q^)と思ったんでしょう。

じゃあ若い順から挿した方がいいよね。と考えた結果こういう形になったんだと思いますw

SATAケーブルの規格は殆ど見た目で分からない

SATA3からはケーブルにバージョンや、最大転送速度の6Gbpsと明記するものが現れましたが、明記されていないものの場合は判別不可能です。

恐らく5年以上前に買ったマザーボードに付属のケーブル

satacable01

satacable02

昔のケーブル引っ張り出してきたから、きっとSATA1なんだろうなと先入観を持って見たので、「VW-1」の部分がバージョンにあたるものだと勘違いしました。

ちなみに「VW-1」は垂直燃焼試験に合格しているという意味(´・ω・`)

1年ほど前に買ったマザーボードに付属のケーブル

sata3cable

これは、6Gbpsと明記されているので、SATA3のものです。

しかし「VW-1」に目を奪われてしまい、SATA1なのか…。と思ってAmazonで安くて評価の高いSATA3ケーブルを探してポチりました。

SATA3ケーブルあったのにね(´・ω・`)

そして、昨日届きました。

satacable03

satacable04

当製品はプロ向けの製品です。そのため不良以外の交換、サポートは一切ございませんのでご了承ください。

プロ向けだそうだ( ・`д・´)SATA2ソケットに刺すようなやつはお断りということだろう。

satacable05

何の文字の記載もない!まさにプロ向け!

SSDとHDDで色々試して性能を計測

今回の計測に使うSSDとHDDはこちら。どちらもSATA3対応製品です。

ベンチマークにはCrystalDiskMarkを使用します。

SATA2接続での実力

まずはSATA2ソケットにSATA3対応製品刺してしまっていたという場合から。

SATA2の最大転送速度は3Gb/sで、実効転送速度は300MB/sです。

SSD

SS_1149

シーケンシャルの読み込みが、どうやらSATA2の限界で性能が出てなさそうです。

HDD

SS_1150

やはり円盤回してるだけあって、ランダムアクセスはすごい遅いですね。

それにしてもHDDでSATA1の実効転送速度150MB/s超えてるのはすごい!

SATA3接続での実力

それではSSDに本気出してもらいますよ( ・`д・´)

SATA3の最大転送速度は6Gb/sで、実効転送速度は600MB/sです。

SATA2の2倍。SATA1の4倍です。

SSD

SS_1152

SATA2のリミッターが外れてかなり良い数字が出てますね。

それ以外の数値も伸びてる部分が多いですが誤差ですかね…。

シーケンシャルの読み込みならHDDの3倍ほどです。

HDD

SS_1153

SATA2のリミットに達していないので、やはりHDDの方は変わらず。

SATA1と思われるかなり昔のケーブルで繋いでみる

5年以上も前のものだし、きっとSATA1のケーブルのはず。

これをSATA3のソケットで繋げばきっと遅くなるはずだと試してみた。

SSD

1本目:黒文字で仕様が書いていた方

SS_1154

2本目:白文字で仕様が書いていた方

SS_1156

もしかして、全部SATA3だったの?(;・∀・)

HDD

1本目

SS_1155

2本目

SS_1157

SSDでSATA3同様の性能発揮していたので、当然HDDも同じような数値です。

実はSATAケーブルは全部同じ?

まさか、かなり古いSATAケーブルがSATA3なわけないよね。と気になって調べてみました。

すると、どうやらSATA1ケーブルだろうが、SATA2ケーブルだろうが、殆どの場合、6Gb/sの通信速度に対応しているようです。

単純に規格審査通してるかどうかだけの違いっぽい(´・ω・`)

実際にSATA2ケーブルとして売っていたものを、審査通してSATA3ケーブルのラベルに貼り替えて販売してるとのこと。

なので、SATA3として売られている以上、SATA3としての品質が担保されているというだけです。

家にSATAケーブルが余っているようであれば、わざわざSATA3ケーブルを買う必要は殆どの場合ありません。

一部でエラーが起こったりもするらしいので、一度試してみて問題があればポチればいいかなと思います。

ちなみに今回購入したプロ向けの変換名人でのSSD計測。

sata3cable_ssd

右下だけ、8GiBに条件かえてます。

結構ばらつきありますね。

ちなみにベンチマークソフトの「CrystalDiskMark」ですが、試行回数の平均を出してくれてるのかと思っていたら、最高値を表示しているようです。

なので試行回数増やすと精度が増すというより、よりベストエフォートを出せるようになります。

いろんな人が検証に載せているスクリーンショットが、デフォルトなので合わせて、試行回数5回の1GiBにしてます。

HDDならSATA2で十分?

今までの結果を見れば、SATA2で十分に見えると思いますし、そう結論づけている人も多いです。

確かに、大量のデータを読み書きすることだけを考えるとSATA2でも十分です。

ただ、HDDのディスク容量が膨れているだけではなく、キャッシュメモリの容量もかなり大きくなっています。

現在の主流は64MB辺りで128MBのもの等もあります。

なのでキャッシュにそのまま乗っかるようなファイルの転送であれば、SATA3が有効に働く可能性があります。

以下がSATA3対応HDDに50MiBでベンチマークをかけてみた結果です。

SS_1187

ほぼほぼSATA2のリミットの速度が出ています。

もう少し良い性能のPCとHDDなら300は超えてくると思います。

これからのことも考えるとHDDであってもSATA3対応であれば、SATA3で接続するようにした方が良いでしょう。

おまけ・外付けHDDの性能

USB2.0対応の外付けHDDの性能です。

SS_1151

大体30数MB/sになります。やはりUSB3.0対応のものが欲しいですね!

USBはちゃんと対応したケーブルでないと、速度出ないので間違えないように!

終わりに

まさか、本来のSSDの能力を押さえつけたまま半年近く使ってるとは思いもしませんでした(;´∀`)

ちゃんとSATA3の方に差し替えてからは、ほんの少し早くなった気がしますw

それにしてもSATAケーブルはどれ使っても同じというのは驚きですね。

完全にプロ向けのケーブル必要なかったです!w

最近自作PCの勉強していないので知らないことが多くなっていってます。

友人にPC組むのを頼まれたり、手伝わされたりっていうのが無くなったせいですね。

頼まれても、Mac Bookおすすめしてそうですがw

でもやっぱり自作デスクトップもいいですね。好きなようにいじくれるのはやっぱり楽しい。

次はWi-Fi周りで、それ間違ってない?というような記事を書こうかなと思ってます。それでは!

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